膝がむくんで痛む場合には、主にむくみを改善する防已黄耆湯が使われます。この薬は痛みには効かないため、鎮痛薬を併用します。
水滞が起こり、むくみが頭の中に生じると頭の中の血管や神経が圧迫されて、頭痛やめまいがおこることがあります。
慢性頭痛に悩む患者さんの中には "雨が振る前に頭痛がある" など、気圧の変化によって頭痛が起こる人がいます。
これは気圧が下がると、頭の中にむくみが生じて頭痛が起きると考えられています。
五苓散はこのような気圧の変化に関連して起こるタイプの頭痛に効きます。
主にストレスなどの影響を和らげ、脳の血流循環を改善することで頭痛や急激な血圧上昇を起こしにくくするのが釣藤散です。
「冷えると頭痛が悪化する」「頭痛に嘔吐を伴う」という偏頭痛の患者さんに使われます。